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『ハァー……手荒な真似はしたくなかったのですが、暴れてしまうのなら致し方ありませんね。キヒッ!』
巨人男はそう言って思いもよらぬ行動をしてきた。
俺の首本に巨人男が行き成り噛みついてきたのだ。
噛みつかれた瞬間、俺の首に『ブツッ!ブツッ!』と何かの刺さった音が鳴る。
今思ったのだが、巨人男に手を掴まれたり拳を握られたんだけど……………全く体温が無いんだよね……てか、死んだ人みたいに冷たい…。
「ブハァッー…・・・」
な、なんだ………力が…入ら…ねぇ。
噛まれると凄い脱力感に襲われて、体の力がみるみるうちに抜けてしまう。
首に…噛みついて…何……してるんだ?……巨人男は……?
巨人男はいきなり爪の尖った手を、俺の右胸にに深く刺してきた。
ぐしゃぁ!!…
―――――「んおッ!!」
……って……ん?
「何だ…夢かよ…」
何だったんだ今の夢は。あの巨人男、いきなり心臓に向かって手を差し込んだよな
夢の中でも痛かったような。
まあ、ただの夢だろう。
それにしても、何で巨人男は何で俺の心臓の位置が逆だって分かったんだ?
俺の心臓は、普通の人と違って心臓が逆にある。
めったに無いから自分でもすごく驚いた時期があった。
ずいぶん長い時間寝てたらしく、外は太陽が沈んで真っ暗になってた。
じゃあそろそろ帰るか。
この学園、城西学園(じょうせいがくえん)は基本的に寮生活が一般的で、自宅から通う人も少なくない。
俺は寮生活側の人間だ。
あと、ちゃんと男子寮と女子寮がある。
もちろん俺は男なので、男子寮だ。
俺は寮に帰って部屋へと入る。
部屋は5人部屋で、ここはアパートに住んでる見たいな感覚。
部屋は5つほどあって、リビング、寝る部屋、バスルーム、洗面所、トイレ、などなど。
ちゃんと整備もされてて必要家具も充実してるし、けっこう快適だ。
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