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遠くから見てもかなりの広さ大きさの湖は、近くで見るとさらに広大だった。
まるで海のような。
「ゲェコゲェコ」
足下を見ると、カエルが数匹、綺麗に整列していた。
なんだか怯えているようだったようだし、逃がしてやることにした。
にしても何故カエルが。
「ちょっとあんた!何してんのよ!」
最後の一匹を逃がそうとした途端だった。
無表情な少女よりも、さらに幼い子供が顔を真っ赤にして怒っている。
結構背の小さい、背中にある薄い氷の羽のような物が印象的な、水色の幼女だった。
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