7人が本棚に入れています
本棚に追加
体から伝わる冷たい感覚、血生臭い空気が鼻をつく。ゆっくりと瞼を開けると現実にはあり得ない景色が広がっていた…
体を起こし周りを見渡すと、壁には血痕と思われる赤い染みが所々あり、足元を見ればうつ伏せになった人が倒れている…
眠っていた脳をフル回転させ、状況を確認。
まず、ここはどこだ?
見渡してみると、教室と思われる部屋が幾つか並んである。見上げると2ーBと書かれた表札がある。
ここは学校か?いや、学校以外ないだろう。
それ以前に、なぜ俺はここにいるのか。記憶が消えたように思い出せない。
周り見渡せば廊下に倒れている数人の人。
鼻からくる血生臭い空気が吐き気を込み上げる。
気持ち悪い。
夢なら覚めてくれ。
そう願い、床に寝て瞼をゆっくり閉じた……
最初のコメントを投稿しよう!