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だんだん雲行きが悪くなってきた。
僕は鼻をすすりながら歩いていた。
「ティッシュ持ってない?」
「ごめん、持ってない。大丈夫か?」
「多分、大丈夫。」
辺りはさっきの暖かい天気とは違い寒気がした。
「おいッ電柱曲がってんぞッ!!」
夕理が指さしながら言った。
その電柱が地震の卑劣さを語る…
「うわッ!塀も崩れてるし、あそこの家壁崩れて中身見えてるッ!!」
…あれからと言うもの僕らの心の中は恐怖心から好奇心に変わっていった
また地震が鳴り響く…
「またか……」
どこか怖いと思いながらも少し興味がわいてる僕がすごく嫌になる…
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