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「そういえば夕理、お前電話持ってなかったか?」
僕はふと聞いた。
僕はまだ親に買ってもらってなかった。
「あぁ、さっき家族に何回か電話したけどずっと通話中なんだ…」
夕理は落ち込んだ顔をしていった。
「俺に貸して…」
僕は夕理の携帯で自宅に電話した。
プルルルルル、
プルルルルル、
携帯はなったままだった。
家族みんな無事かな……
僕に不安がよぎった…
プルルルルル、只今電話に出ることが出来ません。
電話も地震にやられたのか…
それとも……
僕はまた怖くなった。
(頼むッ!!無事でいてくれ…)
ただそれだけを僕は祈り続けた…
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