雪の妖精

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私は私。 光りに照らすと青く輝く髪の毛を見て… 瞳を見て… 真っ白い肌を見て… 人々は「雪の妖精」だとか「fairy」と呼ぶけれど。 少し違っても… 私たちは人だよ。 雪の積もる故郷。 貧しい村でひっそりと暮らしている私たち一族は昔からfairyと呼ばれた。目を引く外見とある不思議な力のおかげで 歩み 微笑み 苦しみ 自分自身の意味をさがす。 ―…どうやら昼ご飯の後うとうとしてしまったらしい。 目が覚めると夢を見ていた気がするのにぼんやりとしていて思い出せない。 ただ、自分の頬がほんの少しだけ濡れていることに気がついて慌てて手で拭った。 風が気もち良い…。
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