ほーる。

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帰りのバスの中で、私はシュウの言葉を思い出していた。 『…無理だ…』 窓はくもり、私は反射的に、人差し指で窓に絵を描く。 なんの意味もなく、私によって生み出されたヒヨコちゃん。 身勝手にも、私はヒヨコちゃんの目から 雫をこぼした。
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