ほーる。

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「あ、私、ちょっと用事あるから、行くね。」 ヒナは半泣きのまま、さっきの蜜柑を私に差し出した。 「これ…持って帰って。」 「え、あぁ、うん。」 「ごめん、本当に。」 「気にしないでよ。じゃあまたね!」 またね!と言ったときにはすでに扉を閉めていた。
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