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とりあえず魔法を使うためにギルドの図書室にいくことにした。受付のお姉さんによると、魔導書という資料がいっぱいあるらしいのだ。
だがそこに向かう前に、ツインテ美少女――ミリアに呼び止められた。
「ケーシ、あんたうちの学園こない? いや、来なさいよ!」
「いや、でも生活費とかがさ……」
そうなのだ。俺はまだ一文無しでこれからいくばくかのお金は手に入りそうだが、生活費というのはかなりかかるものなのだ。
どう考えても学園に行きながら生活費がもつとは思えない。
「なら特待生になればいいじゃない! あたしのおばあちゃんが学園長してるんだし、無理矢理にでもしてあげるからさ」
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