がうがう!ちゅーちゅー?

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あとがき 狼男×吸血鬼如何でしたでしょうか? ではわかりづらいと言う方のために早速言い訳をばっ プチ話し まず吸血鬼さんは先にも出たようにいいとこの坊ちゃまです。なので殆ど屋敷に幽閉されているようなもので友達なんかも作れませんでした。 勿論屋敷にはメイドや乳母もいましたがやはり小さい子には物足りない&寂しいもので。常に孤独を感じていてそのせいか誰彼構わず当たり散らす所轄大人に嫌われるような嫌なガキになってしまい余計に一人ぼっちになってしまうのです。 そんなある日、吸血鬼さんは大人たちの目を欺き屋敷を抜け出します。といっても屋敷の裏手にある森にちょっと遊びに行くような軽い気持ちでした。 そして森の中に入った吸血鬼さんはとぼとぼ薄暗い森の中を歩いていき、一息つこうと足を止めて切り株にでも腰掛けます。 その時、「きゃんっ!」なんて声が聞こえ慌てて立ち上がり後ろを振り向くとなんと切り株の根本に小さなわんこが。 それが吸血鬼さんと狼男さんの出会いでした。 この後吸血鬼さんはこの可愛らしい友達を得た事で心に余裕ができ、周りとも和解していき周りの評価も少し変わっていきます。 自己中で鼻につく嫌なガキ→ツンデレでなかなか素直になれないガキ みたいな感じですかね。 しかしその幸せも長くは続かず、3年後、狼さんの言ったように狼さんは散歩中に探しにきた仲間の元へと吸血鬼さんになにも言えないまま行ってしまいます。 この時の狼さんはまだ人間に変身したことがない、本当にわんこみたいな感じだったのでお礼やワケを話したくてもできなかったので仕方ないと言えば仕方ない感じで。 残された吸血鬼さんはひどく落ち込んでまた性格が悪くなったり癇癪を起こしますが次第に狼男さんの事を忘れ大人になっていきます。 まぁそんなこんなでふとお食事のために街へ出掛けた吸血鬼さんは吸血鬼さんを忘れずにいた成長した狼男さんと偶然再会して追いかけっこが始まるわけです。 かたやお礼がいいたい謝りたい、あわよくばまた一緒にいさせてほしい。かたやなにこの汚い浮浪者。何で追いかけてくんの?でしたが(笑) ちなみに追いかけっこの期間は100年越しです。 吸血鬼も狼男も長生きできる設定なんで おあとがよろしくないようですがこれにて。
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