SSS

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入江がドラムの元へ行き、ほかの三人もそれぞれの立ち位置につく。 それから四人でアイコンタクトをした後、ガルデモの演奏が始まった。 「………………」 「どうしたの? 感動しすぎて声も出ない?」 ガルデモの演奏後、俺は言葉を失ってしまっていた。 「ふぅ……どうだった? これで満足してもらえた?」 「それは柴田君次第ね。 で、感想はないのかしら?」 岩沢の言葉を受けて、ゆりがそう尋ねてくる。 「ありきたりな感想になるけど……凄かった。 それに、なんていうか……懐かしい、とでも言うのかな。 そんな気がした」
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