夏の愁い

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俺は雨の日も風の日も学校があった日は欠席連絡を届け続けた。 その度に彼女は何かしら俺に話をしようとするが、結局は後味悪く帰ってしまうこともよくあった。 各教科から課題が出されることも多いが授業に出ていない彼女は、 「矢末君、これってどういうこと?」 ……俺に教えろと言うのだ。 (……担任は何をしているんだ?) 愚痴を漏らしても意味がないと自分に言い聞かせて仕方なく教える。
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