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慌ただしい朝
ジリリリリ………。
「ふぁぁ」
俺は近くにある目覚まし時計を探して目覚まし時計のベルを止めた。
目を開けたら眩しい光が目に飛び込んで来て目が重い。時計を見たら7:00ちょうどだった。
俺、大久保翔は制服に着替えて1階に降りていった。
もうすぐでるり子が来る時間か。
るり子とは、小学生からの幼なじみで家は隣同士のためか家族ぐるみでのつきあいも長い。両親は職場が同じでおやじが海外で働くことになり、おふくろが「おやじが一人じゃ心配だから」ということで、会社をやめて俺が高校と同時に海外に行った。
俺は一人暮らしを始めて、今は親の生活費で暮らしている。
俺は洗面所に行き豪快に顔を洗う。
バシャ、バシャ、バシャ、バシャ、
タオルを探すために右手のほうに手を伸ばした。
「はい、タオル」
「おう、サンキューってあのな、インターホンぐらい押さないか!」
振り向くとそこには少し小柄で華奢な体つきで、ロングな髪の毛の女の子がそこに立っていた。
「まぁまぁそんなことは気にしないで。どうせ朝ごはんはコンビニで買おうとか思っていたんでしょう。そう思って母さんからの差し入れ」
見るとそこには弁当箱がおいてあった。
これはありがたい。でも気を使わせて悪いことをしたな。でも喜んでいただくこととするか。
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