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ユウジも色々歌った
二人で明るいテンションの上がるような歌ばかり歌った
そんな時だった
画面に映し出された文字に悠衣は呆然とした
「君が好き…清水翔太」
大好きだった彼との思いでの歌
この曲を聞くと彼を思い出す悠衣は聞かないようにした
ユウジ「これ好きなんですよね～知ってます？」
悠衣「…知らない💦」
ユウジ「超いい曲っすよ」
曲が流れ出した
涙が出そうになった
「眠れない夜ベッドの中
ぼんやり光る液晶見てた
突然鳴り出した携帯
聞こえてくる君の震える声」
もう、ダメ。泣いちゃいそう
今までの思い出が頭の中をぐるぐる回る
まばたきをしないように必死に踏ん張る
でも、どんなにまばたきしなくても涙が止まらなくなった
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