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店は閉まる事になった
バイトの子は家が近いので
「気をつけて帰って!
電話はつながらないと思うけど無事に家についたら✉してね」
と一言いい家に帰らせた
次々に帰っていく人達
みんな不安なのか同じ方面に行く人達は固まって駅に向かった
悠衣は急いで車に向かった
エンジンをかけ走り出す
…アクセルから足を外す
地震が来てパニクる自分
だが、冷静なもう1人の自分が居た
“このまま、彼のいる兵庫県まで行っちゃおうか“
どさくさに紛れて
ここから居なくなりたい
そしたらゼロからやり直せるかな?
「悠衣、愛してんで」
何度も頭をよぎる彼の言葉
「もう、お前しかいない
頼むから俺の前から居なくなったりしないでほしい」
会いたい、今すぐ会いたい
これは神様からのプレゼントかもしれない
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