3月11日

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店は閉まる事になった バイトの子は家が近いので 「気をつけて帰って! 電話はつながらないと思うけど無事に家についたら✉してね」 と一言いい家に帰らせた 次々に帰っていく人達 みんな不安なのか同じ方面に行く人達は固まって駅に向かった 悠衣は急いで車に向かった エンジンをかけ走り出す …アクセルから足を外す 地震が来てパニクる自分 だが、冷静なもう1人の自分が居た “このまま、彼のいる兵庫県まで行っちゃおうか“ どさくさに紛れて ここから居なくなりたい そしたらゼロからやり直せるかな? 「悠衣、愛してんで」 何度も頭をよぎる彼の言葉 「もう、お前しかいない 頼むから俺の前から居なくなったりしないでほしい」 会いたい、今すぐ会いたい これは神様からのプレゼントかもしれない
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