2日目

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  結花side  床に尻をついたまま、美咲が何か決意をした表情を浮かべた。  あ、あれかな?  今日の体育、一位取る!!  なわけないない。  だって美咲足遅………。 「俺、猫井君のこと応援すっから」 「は?」  ちょっと待て、おい、頼むから。 「だから、猫井君は結花にマジだから、俺は猫井君を応援する」 「はぁぁぁぁあ!!?」  美咲の急な言葉に私は声を上げる。  い、一体どうしたって言うんだ!!?  頭でも打ったのかっ!?  あっ、さっき私が押したな。 「「猫井君」なんて、他人行儀だろ?「狼」でいい」 「じゃあ、狼。頑張って結花を落としてくれよ。俺も協力すっから」 「あぁ、サンキュ」  そう言って、握手を交わす二人に、私の口は塞がらなくなった。  あ、よだれよだれ。  ………ジュル。 親友がドド変態に懐柔された、2日目。    
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