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「こんな洗い立て…、まして本当に結花の物かどうかもわからない物…」
オイ、何か違うだろう。
狼は、私の下着を握り締め決め顔で私を見た。
オイ、いい加減下着離せ。
「俺は結花のパンツが欲しい、しかし結花本人の物だという証拠も必要だ、そうなると目の前で脱いでもらうしかない、だから…」
「…だから?」
「…だから…」
「だから?」
「脱…」
「天誅ぅぅぅ!!!!!」
『ガッシャーーーン!!!?』
ガラスを突き破り、狼は見事な放物線を描いて星と化した。
「あばよ、猫狼」
窓際に立って、哀愁感たっぷりに呟いた。
…ヤッベ、ドド変態なんぞ居やがるせいで、私が常人化して来やがった。
突っ込み役なんて、私の柄じゃない、私はどっちかと言えば、突っ込ま………。
「あぁ、お前は突っ込まれるほうだ、俺に」
「貴様限定で下ネタ禁止令敢行します」
……何で、変態属性は皆さん打たれ強いのだろう。
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