第1章

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あれからあの女性――古河渚って名前らしい――と下駄箱で別れて自分の席に座る 「沖夜光鬼」 「…はい」 因みに沖夜光鬼ってのは俺の名前だ 「春原(すのはら)~~春原~~居ないのか~~~」 担任が春原(馬鹿)の名前を呼ぶ 俺は悪友の席――隣を見る――そのとき馬鹿の隣の席の――岡崎――と目が合う 岡崎とは青髪の青年でバスケット部のエースだ 「春原はまた遅刻か……」 担任の声に意識を岡崎から逸らす まぁ彼奴は俺なんかよりも遅刻率高いからな とか考えていたらいつの間にか全員言い終わっていた
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