34人が本棚に入れています
本棚に追加
あれからあの女性――古河渚って名前らしい――と下駄箱で別れて自分の席に座る
「沖夜光鬼」
「…はい」
因みに沖夜光鬼ってのは俺の名前だ
「春原(すのはら)~~春原~~居ないのか~~~」
担任が春原(馬鹿)の名前を呼ぶ
俺は悪友の席――隣を見る――そのとき馬鹿の隣の席の――岡崎――と目が合う
岡崎とは青髪の青年でバスケット部のエースだ
「春原はまた遅刻か……」
担任の声に意識を岡崎から逸らす
まぁ彼奴は俺なんかよりも遅刻率高いからな
とか考えていたらいつの間にか全員言い終わっていた
最初のコメントを投稿しよう!