序章

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季節は冬。 クリスマスの日に俺と彼女は出会った。 俺、三田佳祐(さんだけいすけ)は普通の会社員。28才、独身、彼女はなし。顔は、まぁまぁ普通かな。 日常は、ほぼ仕事中心の生活だが、クリスマスの時期になると、毎年姉貴から特別な仕事がまいこんでくる。 ブルブルブル。 携帯のバイブ音がスーツの胸ポケットの中から身体に響く。 気怠さそうに携帯を取り出すと 画面には、【姉貴】と表示されていた。
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