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目が覚めたら、知らない部屋にいた。
梨乃は、ガンガンする頭を手で押さえながら、ベッドから起き上がる。
と、同時に自分の姿に驚いた。
や、やばい…。
服着てない…。
慌てて布団を引き寄せた。
もう一度状況を確認しようと周りを見渡す。
と、その時、隣で寝ていた佳祐と目があった。
「おはよ、梨乃。」
にっこり微笑む佳祐につられて、梨乃も笑顔で答えた。
「お、おはようございます」
「梨乃、二日酔いは大丈夫?」
「あ、何とか…大丈夫。」
昨日の出来事を一生懸命に思い出す。
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