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コンコン。
副社長室の扉をノックする。
「失礼します。」
梨乃は名誉挽回という意気込みで、
部屋に乗り込んでいった。
部屋に入ると大きな椅子に座っていた
副社長と目があった。
ドキドキしながら、とりあえず、
コーヒーを出した。
「は、はじめまして。
私、秘書の赤城梨乃です。
先ほどは、お見苦しい姿をお見せして
大変失礼しました。」
梨乃は深々とおじぎした。
頭をあげると副社長はじっと、
梨乃をみつめていた。
そして、副社長はにっこり微笑んだ。
「久しぶりだね、梨乃。」
「えっ…」
梨乃は目が点になった。
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