ドライバー

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夕方まで、副社長の挨拶回りに付き合い、夜はお得意先の社長さんとの食事会だった。 副社長と秘書課の課長を車に乗せ、 梨乃は副社長の車を運転していた。 「赤城さん、9時には終わる予定だから、終わる頃にまた車を店に回してくれる?」 課長の川島さんが、スケジュール帳を見ながら話しかけてきた。川島課長は45才のダンディなおじさまだ。 「はい。分かりました。 ところで私は同席しなくてもいいんですか?」 「今日の相手は酒癖が悪いので有名だから、男だけでお相手する事にしたよ。」 そういうと、川島課長は、 副社長に色々と食事相手の情報を教えていた。
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