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彼女は目を丸くして俺の顔をじっと見つめた。
「美鈴さんの?びっくりしたぁ。
はっ、初めまして、私は赤城梨乃です!」
「じゃあ、俺は梨乃て呼ぶね。
俺は今日は梨乃専用のサンタだから、好きなように呼んでいいよ!俺は牧田佳祐。」
「じゃあ、、け、佳祐さん…」
彼女は真っ赤になりながら
小声でつぶやいた。
「梨乃って可愛いね。
すぐ真っ赤になるりんごちゃんだね。
ここ寒いから予約してる店に行こうか。」
佳祐は立ちあがると、
梨乃にすっと手をさしのべた。
彼女は顔を真っ赤になりながら、潤んだ瞳で俺を見つめてきた。
「佳祐さん…、私、、、
彼を忘れられるかな…」
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