大好きな人へ

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ちゃんと話したのは 8月の後半だったね. やることもなくて 話す人も居なかったアタシに 「飲む?」って ココアを差し出してくれたね. 「名前、なんてーの?」 「...セツナ。」 「セツナちゃんね! 俺けいやだから!!」 人見知りだから 何を話していいのか分からなくて でも圭也は構わずに べらべら喋り続けてた. 「セツナちゃん、いくつなの?」 「まだ12歳だけど.」 「え"!?若くない?! 誰かバンドに知り合い居んの?」 「あのバンドみんな知り合いだよ.」 「へぇ~。あ、ちなみに俺16ね!」 正直質問ばかりだし つまらなかった。 それが態度に出てたのか 圭也はいきなり 「つまらない?」 って聞いてきた。
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