学校

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小鳥の囀ずりで俺の1日が始まる…っな訳はなく、俺のケータイのアラームが6時を知らせてくれた。 カーテンを開けると朝日が部屋に広がった。今日は晴れのようだ。 朝日で目が覚めた俺は、朝御飯と弁当を作り、身だしなみを整え家を出た。 家から俺の通っている学校、月光高校までは徒歩約20分程だ。 現在時刻は8時10分。あと15分もすれば学校に着く。 いつもより少し遅めだ。8時30分にSHRが始まるからちょっと急ごうかな。 そう思い早足で登校した結果、いつも通り20分に学校に着いた。 俺の所属するクラス、2-4の教室に着いた。 俺たちの学年は8クラスあり、1~4組は文系で5~8組は理系という割り振りだ。 1クラスはだいたい40人くらいかな。 ガラガラ 俺が扉を開けた瞬間、今まで好き勝手にお喋りしてた奴らが一斉に注目し、教室に静寂が訪れた。 しかしそれは一瞬で、すぐにそれぞれの会話に戻り、教室は賑わいを取り戻した。 まぁいつものことだ。 そんなこと別にどうでもいい俺は自分の席についた。 俺の席は窓側の一番後ろ。寝ることも内職することも他事することもできる、まさに夢の席である。 まぁ基本的に、授業中は宿題を終わらせるというのが俺の日課だ。 だいたいの授業の内容は、聞かなくても教科書やらを読めば分かる。バイトであまり時間がなく、何より家で勉強する事が嫌いな俺にとってはとても有難い席な訳だ。 成績もある程度のものをとれているし、今のスタイルのままで大丈夫だな。
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