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「2人とも何処行ってたの~?遅いから呼びにきちゃったよ~。」
「私はちょっと先生に呼ばれたのよ。」
「…私は……秘密…。」
田所の問いにその友達2人が答えている。どうやら、田所はこの2人を呼びにこのクラスに来たようだ。
てか2人目。秘密って何だよ。
「ふーん、そっか。」
あっ、突っ込まないんだ。納得してしまうんだ。
「あっ、紹介するね、柳田君。こっちは瑠花、山下瑠花。で、こっちは美智瑠、井沢美智瑠。…ってクラス一緒だから知ってるかな。2人とも私の親友なんだぁ。」
いや、悪いけど全然知らねー。てか、クラスでまともに名前分かる奴いねー。
田所の紹介によると、ポニーテールのほうが山下瑠花。なんか性格キツそう。
で、セミロングのほうが井沢美智瑠。一言で言えば謎。
…ってか何で俺はこいつの話しに付き合ってんだ。田所の流れに引きずりこまれかけじゃねーか。
「そうか。じゃあな。」
この流れを断ち切り、この場から抜け出そうと、俺は別れの挨拶をいい立ち去ろうとした。
すると田所はとんでもないことを言い出した。
「……あっ、そうだ!一緒に帰ろう?」
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