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彼女には悪いが、面倒なことにならなくて良かった。無論、探すのを手伝うなんてことはしない。
早く家に帰ろう。
そう思いながら彼女の隣を通りすぎ、前方に視線をあげた。
すると、10m程先に月明かりに照らされ光る物が目に入った。
一瞬まさかと思ったが、彼女だって一生懸命探しているだろうから、そう簡単には見つからないだろう。
でも気になるのは気になるので、一応確認してみることにした。
俺はその光る物体に近づいていく。そしてしゃがみ、それを手に取った。
………もろペンダントだ
俺の手には、銀色の可愛らしいペンダントがあった。
これ……あの子の…だよな……
ってか、何処見て探してんだよ……
すぐ見つかるじゃん…
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