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「………っ。ひぐっ……うええええ……ぴやぁぁああぁ……」
ちょっ……マジ泣きすんなって……引くわ……
「……うくっ…すんっ…ずみばぜん……わだじ新米の女神なんでずぅ……なのに間違って氷室さまの寿命を刈りとってしまったんでずぅ……ごめんなさいぃ。だけど、氷室さまをどこかの世界に転生させないと父神様からクビにされるんですぅ……ひぐっ……お願いします……転生してもらえませんかぁ……?」
いいよ?
「しょんなぁ~お願いし――……へっ?いいんですか!?」
いいよ?
「わぁあ!ありがとうございますぅ!えっと、特典付けますんで、いわゆる異世界に転生して貰います。まぁ容姿はそのままでお願いしますね?氷室さまは……えと、カッコいいので容姿を変えたら勿体ないでしゅ…はわっ噛んだ……。で、その世界は地球で言う、中世ヨーロッパのような世界で、魔法がある世界なんです。これはすいませんが決定事項でして……」
んなチラチラ上目遣いで見なくてもいいって。いまさらじたばたしないよ。めんどくさい。
「はぁ、なんだかさばさばしてますねぇ。とにかくご了承いただきありがとうございます。で、特典ですが、三つの希望をかなえられます。何か希望はございますか?神に匹敵する能力以外ならある程度融通効きますが?」
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