崩壊する日本

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なんだかんだで帰還の徒についていた 我々はコレと言って大きな被害もなく無事全員ヘリに乗り込む事ができた 今回救出した米兵は新潟の海兵隊の残りなのだが新兵と言うことだけあってまったく情報がつかめなかった そんな中司令部から次々と入電が飛び込んでくる ヘリパイロット「入電! 沖縄を初めとするアメリカ軍基地が次々と陥落。後退を始めた米軍への後方援護を継続せよ。とのことです」 「そうか…」 徐々に中ロ軍が日本海から上陸を始めているらしい 防衛のために陣地を築いた米軍は押し返され徐々に後退しているらしい そんななか今後の日本の存亡を決める重大な決断が飛び込んできた ヘリパイロット「司令部より入電! ラジオへ切り替えます」 なにやらパイロットの手が震えていた パチッ とスイッチを入れ替えるとラジオが流れた 「我々日本は国民の皆さんもご存知の様に敵国から侵攻を受け米軍も押されている状況です…」 どうやら演説をしているのは首相のようだった 「米軍が頼れない今、天皇陛下からの了承を受けココに宣言いたします…」 するとラジオの雑音がぱたりと消え 今後を決める言葉が飛び出した 「自衛隊を自衛軍と改名し軍隊としてこの日本からの全国民そう脱出作戦を行います」 ヘリのローター音だけが響き渡るヘリの中はより一層ローター音がうるさかった 「国民の皆さん。お互いに手を取り合ってこの国から脱出するするのです。」 遂に自衛隊が軍隊へと変わった 作戦前日のミーティングで俺達相馬が原第12旅団は関東域全域の殿部隊として任命された
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