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敵の攻勢が激しい
「オイ!! そっちじゃない!!!」
守勢なのに圧倒的に押される
軍備はあちらの方が遥かに上だった
理論なんて通じない
「こちら第4小隊!!! 敵の攻勢が激し過ぎます!!!!」
どこの小隊も既に崩壊しかけているようだ
司令部「そろそろ空爆が来る。それまで持ちこたえろ」
「了解!!!」
全体無線が空爆の到着を知らせてくれる
まだ来ないけど
「くそっ!! なんで攻撃の手が緩まないんだよ!!!」
「頭を下げてろ!! ぶっ放すぞ!!!」
携帯型対戦車砲を放とうとした一等陸士が綺麗に後ろへ跳ね飛ばされる
「鈴木が撃たれた!!!! 何とかしてあの戦車を潰さないと俺たちゃ全滅だぞ」
こちらへ砲塔を向け機関銃をばら撒き続ける戦車
しかも気がつくと残ったのは俺と陸曹だけだった
「いいか援護してくれ。俺があの戦車をぶっ壊す」
「俺に行かせてください!!!」
地面に落ちた対戦車砲を肩に担ぐ陸曹に掴みかかる
「いいから援護しろ! 残りはお前しか居ないんだからな!!」
「お言葉ですが…
突如頭上を轟音が通り過ぎた
遂に空爆支援が来たのだ
「司令部より通達!! 総員突撃せよ!!!!」
「くそっ!!! 死ねってことか!!!! 殴り合ってる場合じゃない!!!」
俺達は燃え盛る火の海へすべての装備を外し、小銃だけを手にして土嚢を乗り越え走り出した
あちらこちらで突撃の号令がかかる
第2小隊突撃!!! とかいろいろ
四条陸曹「遅れんなよ?」
古村陸士長「分かってますよ!」
俺達は全滅覚悟で飛んでくる銃弾の中敵陣目掛けて銃をぶっ放した
「司令部より各師団及び旅団へ。総員突撃せよ」
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