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一報東京…
兵士「いつになったら救出船が来るんだよ!!!」
先ほどからなかなか来ない船に周りが不安に包まれ始めた
私はと言うものの先ほどの一件があり今は自衛軍の宿舎内に篭っている
時折無線機が何か要っているがまったく理解できない
どこどこ師団が突撃開始とかどこどこ旅団が全滅とか
たぶん状況は悪いんだと思う…
それにここも救出船が来なくなってしまったらしい
将校みたいな人が外で言っていたのを聞いたのだけれど…
救出部隊はココへ来ることなく逃げてしまったとか…
「あ~あ…私この後どうなるのかな…」
シナリオがどんどん当てはまっていく
外では怒りに火が付いた群集と兵士がもめ始めた
「もう嫌だよぉ…」
騒ぎの声が凄く大きく響いてる
血相を変えて走り回る兵士
たぶん…このまま銃を撃つんだろうな
そんな事を思ったら案の定撃った
「…」
腰掛けたベッドに仰向けに倒れて目を閉じた
視界からは何も取れないけど耳はいろいろ拾ってくる
響き渡る銃声
怒号のような民衆の声
何かの機械音
安中「もう…希望もないかもね」
私の意識は深い不快闇に墜ちていった
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