君だけに

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「おら、着いたぞ」 立てるか? と言いながら、星也の肩掴みながら歩かせる。 完全に千鳥足だ。 ‥こんなになるまで誰と呑んだんだろう、とか。 なんにもなかったの?とか。 そんなことを考えてしまう俺ってきっと頭がおかしくなってる。 「‥純くん?」 「え‥あ」 気がつけば星也の家の玄関口。 いつの間に自分ドアノブ開けたんだろう。 「じゃ‥無事送り届けたし、俺帰るね―「待って。」 丸っこいビー玉のような瞳に見つめられる。 「送るだけ?」 その瞳は ずっと見つめてると 吸い込まれそう。 「まだいてよ。」 .
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