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「‥っ‥」
「純くん」
優しい声に囚われる。
そんなのダメだよ。
ていうかさっきまでの酔いはどこにいったんだ。
「純くん」
待って、待って。
「‥純。」
だって俺ばっか、どきどきしてる。
顔を上げれない。
「‥‥。J?」
「っぁちがっ‥!」
どくん
顔を上げれば俺より小さいのに正面を捉えられた。
「なにが違うの?」
優しい視線がぶつかる。
「言って、?」
星也の声が。顔が。瞳が。
「‥‥‥名前で、呼んでよ。」
「んふふ、よくできました。」
ちゅっ
ご褒美のキスとか。
ばっかじゃねーの!
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