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「せん‥」
せんせいを呼ぼうとしても、
ちがう別の生徒のところへ行っちゃった。
俺からは遠い距離。
「あ‥っ」
教えおわったせんせいが、ふいにすぐ傍を通りすぎていった。
‥でも気づいてもらえない。
「はい、では次はここをクリックします。そしてここに〇〇と入力して‥―」
あ、もうだめだ。
ついていけない。
せんせいの淡々と説明する声に、またかたかたと鳴り出す機械音。
俺だけ置いてけぼり。
せんせいの言う通りにやっているはずのに、いみふめい。
わけわかんないよ。
パソコンなんて、眠いだけだな。
はあ‥‥。
なんで俺、この学校にきたんだろう。
もう‥
まぢで‥‥
「‥帰りたい。」
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