すき、だいすき。

特別授業

「ん‥？！

‥‥大丈夫っ？？」

え、あ。

いきなりの隣の人からの声。

だれだろう、まだ名前が、わからない。

「うや‥え、と、な、なんかこっからおかしくなっちゃって‥。」

「え！見せて見せて！」

そう言ってその人は心配そうな顔をして、俺のパソコンを覗きこんだ。

俺がぽかんとしていると

「あ―‥っと‥。これは―‥‥。

‥んんん？
なんでなんで―！！？？」

う―とかあ―とか言いながら

一生懸命頭を悩ませてる。

‥ふふっ

‥なんか、顔がころころ変わっておもしろい。

キーンコーンカーンコーン。

「「‥あ。」」

いつの間にか授業の終わりのチャイム。

周りを見ると、他の生徒は次々と帰る支度を始めていた。