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薄暗くてまるで空が、歎いている。
血に飢えているかのように。
『おい。お前は、あっちを調べてこい。』
「‥了解です!」
ざくざくと足を運べば運ぶほど、どんどん足取りが重くなってくる。
周りを見回せば、
荒れた家のようなものや、
瓦礫の散らばり。
中には殺された形跡のあるいくつもの死体。
それが歩けば歩くほど、広がっていて‥
‥残虐な、血の海、だ。
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