零の光

2/8

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
薄暗くてまるで空が、歎いている。 血に飢えているかのように。 『おい。お前は、あっちを調べてこい。』 「‥了解です!」 ざくざくと足を運べば運ぶほど、どんどん足取りが重くなってくる。 周りを見回せば、 荒れた家のようなものや、 瓦礫の散らばり。 中には殺された形跡のあるいくつもの死体。 それが歩けば歩くほど、広がっていて‥ ‥残虐な、血の海、だ。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加