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「―誰だ‥っ?!」
確かな物音。
警戒しながらもその音がした所へ近づいていく。
まさか、残党がいるのか‥?
そんなことを思っていた瞬間、
「え‥」
こど、も‥?
ぱっと姿を現わしたのは、背が小さく小柄な正真正銘の子供。
見たところ、6、7才といったところか。
男の子で、服はひきちぎられていて、目も虚ろ。
なんとかぎりぎりで立っている状態だ。
「 」
え‥?
「あ、ちょっ‥!」
誰かが来たから安心したからか。
その男の子は
ふっ‥と意識を手放した。
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