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「美夜子。」
初めて名前を呼ばれたとき
すごくドキドキした。
「な、なに?」
「んー?なんでもない」
クスクス笑ながら君は言った。
「なんだそれ」
思わず笑ってしまった。
喋ってみるとすごく楽しくて
居心地がよかった。
「やっぱ、美夜子は笑った方が可愛いよ。」
君はすぐにそんなこと言うからいつも顔を赤くなるのを隠すことで必死だった。
「可愛くないし。眼科いったら?」
なんて可愛くないことを言ってしまう。
でも、君は私の髪をくしゃくしゃってして
優しく笑ってくれた。
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