第四話 敵

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私はいつものように王子の登校時間にあわせて学校へ向かっていた。 今私は電車の中。 …く、苦しい(´д`) 私は二回電車を乗り換えるため、ちょうど第一次通勤ラッシュ(私が勝手に名前をつけた💦第三次まである💦)の時間に電車に乗らなければいけないのだ( ̄□ ̄;) まさに、センジョウ… おっさん達(ども)に押しつぶされそうになりながらも、毎日毎日王子に時間をあわせるのだ。 こんな、つらい思いをしているのは私だけではない。 たくさんの女子が、いや、OLまでもがこの電車、この車両に乗るため必死なのだ! まさに、女の戦場‼ 王子がのってくるのは次の駅! メスどもは、目をギラつかせ、少しでもドアに近づこうとしている。その威圧感におっさん達(ども)は圧倒され、この駅に近づくと他の車両に移動する。この時間は完全な女性専用車となるのだ。 ○○駅ぃ~○○駅ぃ~ 駅員の異常に高い声とともにドアがひらく… ――プシュ- ドアが開いた瞬間、 「キャ――――――!」 朝にもかかわらず、この声のボリューム。 私もだけど… あっ‼王子‼王子が乗ってきた‼ 「キャーーーー‼」 え、笑顔が… まぶしぃ~😆 あっ‼王子がこっち向いた! 「おぅ、おはよ。山田!ニコッ」 キャー‼今、私にお、お、お、お、おは、お、おは、お、おは、おはよって言ったぁ~💨💨💨💨💨💨 キ、気絶しそう…クラッ 私はフラつく。 と、同時にメスどもが私を睨む。 あっ…グサッグサッグサッ すると 「おはよう…ニコッ」 「キャー‼」 メスどもはドミノ倒しのように倒れてゆく。 王子は私のものなのに! 私は156㎝という小柄な背なのでたいていドアの近くに潜り込める。 そのため、ほぼ毎朝 「おはよ」って言って貰える😆 背、小さくてよかったぁ💨お母さんありがとう!! しかし、私は気づいていなかった。 メスどもの目と、あることを…。 私はいつも屋上でお弁当を食べる。風がとっても気持ちいい。ここはあまり人がこないので、ゆったりとできる。 ある日、いつものようにお弁当を食べていると。 ――――ギィィィー 屋上の重いドアが開いた。 「誰っ!」 私はつい声に出してしまった。 ドアから聞こえた声は… 🌸おわり🌸
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