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桜が咲き乱れるこの季節。
俺は高校生になっていた。
高校の入り口は長い石階段と、自転車通学用の長い坂がある。
その長い石階段沿いには大きな桜の木があり、春には綺麗な桜の花びらで俺達学生を魅了する。
この高校は至って普通で、スポーツも学力も…何もかも普通。
退屈が嫌いな俺は、なぜこの普通の学校を選んだのか…。
実はもう一校入試で受かっていたが、あまりにも遠いのでこの学校に決めた。
諦めたもう一校は、マンガに出てきそうな不良の学校で、そこなら退屈な毎日から逃げ出せてたのかも、と、少し後悔していたが、まぁ、父が喜んでいたしそれはそれで頑張るしかない、と思った。
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