…急転…

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結局引っ越すことが決定した。 もちろん父の再婚も。 今住んでる場所が海に近いリゾート地なら、次に越す場所は煙溢れる工業地帯。 車で15分… 自転車なら一時間弱… なぜこんなに差があるかと言えば山を越えなければいけなくて、自転車通学なんて考えただけでゾッとする。 俺がどうこう言っても、何も始まらなければ変わることもない。 だから全て父に委任した。 ただ仲間と離れてしまうのが悲しい。 住む場所によって、仲間かどうかは関係ない。 でも、俺達四人が集まる場所は俺の部屋って決まってるから、その集いの場所がなくなるなんて思いもよらなかった。 父はトントン拍子にことを進めた。 休みの日になると、運べる物は自家用車で運び、今年中っていう目標よりも、下手をすればここ数ヶ月で引っ越し完了してしまう勢いだった。 俺は手伝いながらも、まだ仲間には話せずにいた。
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