野球と夏恋 (後半)

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 檸檬ちゃんが顔を覗き込むように話しかけてきた。  「直樹君、残念だったね。もしよければこれ食べて」そういって、はちみつレモン漬けをバックの中から出してきた。  檸檬ちゃんが面白そうに言ってきた「檸檬とレモンみたいな。うふふ」 それと同時にきれいに折り畳んである一枚の紙を出してきた。 「もしよければメールして。時間ある時でいいから。じゃぁね」 またもや、直樹に喋らせる時間を与えずに行ってしまった。
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