はじめてのよる

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朝も昼も夜も。 この部屋にはない。 音もなく、風もない。 全ての物から断絶された空間の中に独り、ただじっとうずくまっているだけ。 『寂しい』 なんて、忘れちゃった。 寂しすぎると、寂しいって思わなくなる。 どうでも良くなる。 もう、何も、感じなくなる。
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