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「…あ、仕事…」
時計を見ると時刻は6時40分だった。
7時の電車に乗らなきゃ遅刻なのに。
「…んしょ、…急がなきゃ。」
重い体を無理矢理ベッドから起き上がらせる。
起きたばかりであまり冴えない頭をなんとか働かせ用意をしていく。
顔を洗ってパッと時計を見ると6時50分だった。
「うわっ!だめだ間に合わない!」
「いってきまーす」
毎朝必ず言う言葉。
誰もいない部屋にただ響くだけで返ってくる言葉はない。
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