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とある自動販売機…
美琴(ったく。みんなの前ではあんなこと喋ったけど私だって不安何だから…)
美琴は、自動販売機によし掛かって来るかどうか判らない人を待っていた。
上条当麻…LEVEL0で右手に幻想殺し(イマジンブレーカー)を持ち、能力等を打ち消していた。
最初に会ったのは、美琴が街で夜遊びをしてて、不良に絡まれていた所を助けようとしていた時だった。
彼に最初に言われた言葉が気に入らなくって電撃をぶっ放したのだが当麻だけ美琴の能力が効かなかった。
そんな事があって街中を探し続けて見つけたら勝負を仕掛けていったが、全戦全敗だった。
そんな彼女にも転機がきた。とある実験で美琴は、絶望の淵に立たされ、自分が提供したDNAマップで造られたクローン妹達が学園都市最強のLEVEL5一方通行(アクセラレーター)に殺される。
そんな美琴や妹達を救ってくれたのが上条当麻だった。
その時から美琴は当麻に惹かれて追い掛け続けた。
しかし、自分自身素直になれなくて会う度に当麻に電撃を喰らわせようとしていた。
美琴「暗くなって来たわね。今日は帰るか。」
美琴は自販機から身体を離して寮に戻ることにした。
ふっと、ポケットに入れてあったストラップを手にした。
当麻の携帯に付いた物でロシアの海岸にあった物だった。
美琴「馬鹿。早く帰って来なさいよ。返せないでしょう。」
美琴は、このストラップを返す時に当麻に自分の胸の内を聞かせるつもりだった。
俗に言う告白をするつもりだった。
美琴は、ストラップをポケットにしまって歩きだした。
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