第4話 とある少女のコンプレックス

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弘は、昼食後屋上で空を見ていた。 ギィー。バタン。 弘「ん?美偉か。」 美偉「美偉かはないでしょ、美偉かわ」 美偉は、腰に手を当てて愚痴を零した。 弘「悪かったな。考え事だよ。」 美偉「考え事って?」 弘「昔のことだよ。」 美偉「もしかして…あの時のこと?」 美偉は、弘の隣に座り弘の過去のことを思い出していた。 弘「あぁ。」 弘は、ため息を吐いて起き上がった。 弘「確かにあの時に俺は、LEVEL5になった。しかし、俺は…あの子を助けられなかった…いや、傷つけた…そんな俺が、「バカ!」美偉…」 美偉「バカ!弘は、あの子を助けた、確かに傷つけたかも知れない!だけど、弘は精一杯の能力で助けたのよ!」 弘「美偉…そうだな…そうだよだ。ありがとう。おかげで目、醒めたよ。」 弘は、美偉に礼を述べた。 美偉「どう致しまして。」 キーンコーン…カーンコーン…キーンコーン…カーンコーン… 弘「さて、戻りますか…教室に」 美偉「えぇ。」 弘と美偉は、友に教室へ戻った。
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