244人が本棚に入れています
本棚に追加
佐天涙子は川岸に来ていた。
涙子「…私も能力使えたらなぁ…」
涙子は、昨日のことを思い出していた。
上条当麻は、LEVEL0でも有りながら能力を打ち消す力を持っていた。
涙子は、能力を使って友人とかを助けられたらと考えていた。
涙子「はぁ…」
自分の手を見つめため息を吐いた。
涙子は、どうしたら能力を使えるか考えていた。
弘「どうした?ため息なんか吐いて」
涙子「きゃ!」
弘「ゴメン。ゴメン。」
いつの間にか隣に弘がいた。
涙子「いや。なんでもないですよぉ」
涙子は考えていたことを打ち消して苦笑いをした。
弘「考えていたこと当てて見ようか?」
涙子「え?」
弘の言葉に体が震える。
弘「自分も能力が使えたらなぁって考えていなかった?」
涙子「よく解りましたね。」
弘「俺も昔、同じ事を考えていた時があったからな。」
涙子「そうなんですか?」
弘の言葉に涙子は驚いた。
LEVEL5の弘が、そんなことを考えていたなんて思いもしなかった。
弘「あぁ。俺も昔はLEVEL0だった…それでも良いかなって思っていた時もあったよ。だけど…昔の俺は無能力者ってだけで虐められた。」
涙子「え。」
弘「だから、必死になって能力が使えるように練習をしたんだ。」
弘の言葉に涙子は衝撃を受けた。涙子自体周りの環境がよかったのだろういじめられることはなかったのだから。
弘「そして、ある時能力が使えた、ひょんなことだけどな。その時は手に風を感じた。それから俺は、いっぱい練習をしてLEVEL3までになった。」
弘は、涙子を見た。
最初のコメントを投稿しよう!