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黒子「そんなことがありましたの…」
美琴「でも、佐天さんがやる気を出したのだから大丈夫よ。」
美偉「そうね。ってことでちょっと忙しくなるから覚悟して頂戴」
黒子「んげぇ。」
黒子は、美偉の言葉にうなだれる
美偉は、そこを尽かさずフォローする。
美偉「大丈夫よ。一人こっちに復帰するから暫くは、その人とコンビ組んでね。」
美琴「応援じゃなくて、復帰ですか?」
美琴は、復帰と言う言葉に反応する。
普通人手が、足りないときは、他の支部から応援を頼むのであるが、今回は復帰と言ったのだ。
美偉「そ。復帰。前にここの支部にいた人でちょっとしたことで休んでいた人。あなたたちも知っている人よ。」
美偉の謎掛けに二人は顔を見合わせた。
その時、支部の扉が開いた。
弘「オィース。」
美偉「来たわね。」
黒子・美琴「水樹先輩(さん)!」
弘の突然の訪問に二人は驚いた。
弘「今日から復帰した。水樹弘だ。よろしく。」
黒子「よろしく…お願い…します…わ…」
美琴「水樹先輩が復帰した人何ですか…」
弘「そ。俺が復帰した人だよ。」
黒子は、硬直し、美琴は唖然した。
美偉「弘は、元々この支部の支部長だったのよ。」
黒子「あら?固法先輩ではありませんの?」
美偉「私は、支部長代理」
美琴「ほへぇー…」
美偉達は、弘の風紀委員時代の話で盛り上がっていた。
その時、支部の電話が鳴り響いた。
美偉「はい。第177支部です。はい。わかりました。すぐに向かいます。」
弘「事件か?」
美偉「えぇ。第7学区で一人の男子高生が、不良に追われているそうよ。」
美琴は、肩を震わす。
美琴「その人の特徴ってつんつん頭じゃありませんか?」
美偉「えぇ。そうよ。」
美琴は、美偉の言葉に盛大なため息を吐いた。
美琴「それ、当麻だわ。」
弘「なら、俺が行くか。」
美偉「あら?支部長直々に?」
弘「何。ウォーミングアップだよ。」
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