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弘「で、どうかしたのかい?二人とも」
弘は、何とかこの状況から抜け出したく飾莉と涙子の所に話しを聞きにきた。
涙子「いや~気分転換ですよ。気分転換。」
飾莉「実は、佐天さんの能力がわかったですよ。」
涙子「初春…それは言わない。」
飾莉「それは…そうですけど…」
弘は、涙子が何故隠そうとしたか何となくわかっていた。明日は笹川中学と常盤台中学の身体検査であり、その時に正式な能力がわかるからである。
弘「ま。そこで伸ばすか延ばさないかは、佐天さん次第だよ。なぁ。美偉」
美偉「どうして私に振るのかしら…」
弘「さぁ~どうしてだろう。」
美偉は、ため息を吐き、弘は、げらげら笑う。
涙子「でも…私なんか能力持っても大丈夫かなぁ~って思う所があるですけれど…」
美琴「大丈夫よ。佐天さん。」
涙子「御坂さん…」
美琴「私も佐天さんの気持ちならわかるから…」
当麻「美琴…」
いつの間にか美琴と当麻と黒子が話しに加わっていた。
美琴「私も努力したから今の場所にいる。だけど努力だけじゃ能力は伸びない練習とかもしないとね。」
美琴はわかっていたこんな言葉じゃ慰めにもならないことをでも美琴は涙子の言葉はよくわかるから…
涙子「御坂さん…」
美琴「確かに能力で誰かを傷つけるかもしれないうんん、私は傷つけた…」
当麻は美琴の言葉を聞いてはっとした。
美琴が言っているのは、あの悲惨な実験のことを確かに美琴が提供したDNAマップで妹達は生まれたしかし、それは美琴が提供しなければ御坂妹や打ち止めも存在しなかった。
だから、それは美琴と当麻にとって悲惨なことかもしれないしかし、提供しなければ生まれて来なかった生命がある。
当麻「美琴…前にも言ったけど、それはあいつらが存在するから美琴がいるってことだろ。だから、気に病むことじゃない」
美琴「うん…」
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