一日目

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夏休みはもう半ばに入って おいらは一人、縁側で 涼んでいた。 おいらは大崎聖(オオサキヒジリ) 普通の高校生。 「聖くーん」 おいらの名前を呼んでるのは 咲姫梢(サキヒメコズエ)。 おいらはこの人のこと 姫って呼んでる。 本人は嫌がってるけど 「聖くんさ そろそろその"姫"って 呼び方止めない?」 「……んー」 「あの…… それは肯定でしょうか 否定でしょうか…? 聖さん……;」 「…姫さぁ どかーんって ひゅるーって パラパラって ゆーのしってる?」 「…なにそれ」 うん、おいらも わかんないの。 だから姫に聞いたのに…。 .
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